2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧
大学生の頃でしたか。たまたま家にある女の子が遊びにきたとき、ボクはちょうどこの鈴木さえ子の1st('83)をLPで聴いているところでした。彼女もひととおり黙ってしばらく一緒に聴いてましたが、その後ポツリと「アタシ、こういう音楽ってキライというか全…
いくらAmon Duul分裂したからって、Amon Duul 2(セカンド)ってバンド名はないんじゃない?とツッコミを入れたくもなりますが、そのセカンドの方のサード・アルバム('71)がこれ(ややこしい)。CDは一枚だけどアナログ盤は2枚組で、後半はインプロというのも…
アモン・デュール(Amon Duul)はドイツを代表するサイケデリック・グループ。60年代末にコミューン生活をしながら集団即興演奏していたのですが、アルバム発表前に2つに分裂。一方は、より音楽的なグループ、アモン・デュール2(やっつけな名前だ)に発展…
マジカル・パワー・マコの存在を知ったのは、アングラな雰囲気がプンプンただよっていた頃のマーキー・ムーンというプログレ雑誌のオマケのソノシートでした。そこに収められた奇妙な音楽と、10代半ばにしてマイク・オールドフィールドばりに寺にこもって…
「エレキインストって歌のない歌謡曲とどう違うのよ?」と言われると、どう答えていいのかわかりません。窓口は広いけど奥も広いのがこういう音楽なんですよ。オチがわかっていてもついつい見入ってしまう懐かしのヒーロー者ドラマとか、古きよき西部劇にも…
「音のメルヘン屋」というのをご存知でしょうか?インディーズ盤の先駆者的会社といえばカッコいい感じですが、要は「あなたのレコード作ります」的な自主制作レコード会社兼音響スタジオ。実はCD時代になった今でも存在しているんですが、この佐藤マサ&…
楳図かずおが歌ってます。それだけじゃなく、作詞はおろか、作曲まで全曲こなしてます。1975年のアルバムですが、CD化されて、さらに弾き語りデモやテレビ出演時の演奏などもテンコ盛りにした19曲入りCDが発売されたという事実。紙ジャケットや見…
アン・サリーの新作・・・というにはちょっとタイミングを逃した感がありますが、先日アンさんのお宅をお邪魔してサインをいただいたので。アンさんとは学生時代からのバンド仲間なんですが、すっかり有名になってすごいなぁ。テレビで観るオーラ溢れる存在…
今となっては信じられない話なんですが、ボクが偶然フランク・ザッパという存在を知った中学生の頃(80年代半ば)は、ザッパの数々のアルバムはことごとく廃盤で、60年代マザーズ時代の音を聴くなんて、あの頃の中学生じゃ夢の夢だったのです。何しろ「…
前々から思っていたことなんですが、細野晴臣は「バンドを結成している瞬間」にこそ音楽をやり続けることの醍醐味を感じている人なんではないでしょうか。つまりは、ものすごく飽きっぽい人。今回の新譜がカントリーでも、さて次回は?・・・なんて、すぐ変…
モンキーズの同名映画のサントラ盤('68)。日本では「HEAD!恋の合言葉」なってアイドルチックな邦題がつけられていましたが、映画そのものはサイケ時代らしくシュール極まりない内容で、はるか昔に一度観たことがありますが、フランク・ザッパが登場するシー…
ヴァシュティ・バニヤン(vashti Bunyan)の60年代の曲を集めた素晴らしい編集盤(2CD)です。一般的に「ポップ・シンガー時代」と言われたりしますが、このDisc2に12曲も収められた64年の本人の弾き語り演奏を聴いて驚愕。 結局フォークというか、…