2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
Perfume、念願の武道館ライブの興奮をまるごと詰め込んだDVD。いきなりオープニングの「コンピューターシティ」の終わりで、唖然としてしまいました。なんと文字通りオケのサウンドが「絶対故障」となり、CDの音トビ状態に突入し(かなり心臓に悪い演出…
「名盤なのに聴いてみたらサッパリ、わけがわかんなかった」みたいに言われるジョン・コルトレーンの「至上の愛」('64)ですが、ボクの意見はまったく逆で、あのアルバムを聴いて、初めてジャズの面白さに目覚めたんです。スピリチュアル系ジャズと呼ばれるジ…
このスクラフスのデビュー盤は、自主制作盤LPだったらしいのですが、パワーポップというジャンルの盛り上がりによって再発見され、今ではCDで気軽に聴けます。メンフィスのパワーポップというとビッグ・スターが有名ですが、この後輩たちは、時代も含め…
クリスチャン・ヴァンデが、ジョン・コルトレーンの死によって導かれるように結成したといわれる怪物バンド、マグマのデビュー作にして、いきなり2枚組。一応ジャズ・ロックということになってますが、後にザオ(ZAO)を結成するブラス隊をフィーチャー…
80年代のインディー・ポップをリアルタイムで聴いてきた身としては、この手の「ロリ声+変な歌詞」の組み合わせに、それほど新味は感じないし、正直「なんでそんなに騒がれるの?」という感じもあるんだけど、何故かヘヴィローテーション中。通勤途中で、…
このアルバムが、米(Amazon.com)が選ぶ「ベスト・インディー・ロック100」の3位に選ばれているのを観て、驚いてしまいました。こんなマイナーなアルバムを発売以来、愛聴していたのは、自分だけだと思い込んでいたので。当時、情報もわからず、ただジ…
グラスゴーの名バンド。曲はビーチ・ボーイズみたいなのに、ローコードでグニャリと歪んだギターと、ダグラス・T・スチュワートのヘロヘロ声ばかりが印象的な、まさに手作り感満載のバンドサウンド。過ぎ行くアノラック・ムーヴメントを惜しむような直球の…
メッセージではなく、マッサージ。ニューソウル・ムーヴメントが一段落した時期だったからこその洒落なのかもしれませんが、ソウルミュージックに本当に必要なのは、そんなマッサージ効果のように聴き手をリラックスさせてくれるような極上のグルーヴという…
もし音楽が配信だけのものになってしまったら、あがた森魚のようなアーティストは、どうなってしまうのでしょう。この人こそ、自身の音楽を包み込むパッケージというものに執念を燃やしたミュージシャンはいません。これは77年から制作され85年にLP3…
16ビートを細かく切り刻めば32ビートになるのは当然なんですが、それに更にリズムがくったり、くわなかったりを繰り返すと、もはや単にズレていたりズッコケているようにしか聴こえない・・・というバカバカしいまでに複雑化されたインストで勝負した日…