neo acoustic

クリエイションの最初期(2番目)のオムニバスアルバム。2色刷りのジャケが80年代インディーならではのやるせない風情を醸し出していますが、音の方もペナペナギターにヨレヨレのボーカル、スットコドッコイなドラムなど、好きな人にはたまらない雰囲気。…

たしか日本盤が出たのが1985年ごろだったと思いますが、まだ中学生だった自分が何となくジャケの雰囲気に惹かれて購入した思い出の1枚。ロイド・コールはグラスゴー出身のソングライターですが、そんな情報もないまま初購入した当時は「しまった、ただ…

バンド名はカフカの小説の主人公から。グラスゴーのポストカードからデビューしたものの、レーベルメイトのオレンジ・ジュースやアズテック・カメラほど知名度はないかもしれません。しかし初期のトーキング・ヘッズやテレヴィジョンあたりに通じる神経質そ…

サンデイズの、この1stアルバムは、今も昔も大の愛聴盤。当時は「女性版スミス」というレッテルで、あまりジャーナリストの評判もよろしくなく、大して話題にならずに、あっという間に消えてしまった印象があります。たしか「天使のささやき」という投げやり…

好きなのは、やっぱりファーストなんですが、リズミックになったセカンドの次に発表された、このミニアルバムも、不思議と昔から好印象でした。たしかにメロディも曲も中途半端な部分が多く、音楽的にも方向性が揺らいだ時期ながら、「それでも何とかポップ…

ロバート・ワイアット、ブルーナイル、プリファブ・スプラウト。もしあなたが、これら3つのアーティストが好きなら、絶対に手にして欲しいアルバムがこれ。といっても、このビコーズというアーティストについては、ほとんど誰も知らないでしょう。手持ちの…

グラスゴーの名バンド。曲はビーチ・ボーイズみたいなのに、ローコードでグニャリと歪んだギターと、ダグラス・T・スチュワートのヘロヘロ声ばかりが印象的な、まさに手作り感満載のバンドサウンド。過ぎ行くアノラック・ムーヴメントを惜しむような直球の…

ネオアコ好きにとっても、これはマストな1枚なわけですが、CDで再発される前は、結構レアだったりしました。聴く前はヘボヘボのギターポップみたいなものを想像してたのに、これがスタイル・カウンシルを越えて、プリファブ・スプラウトに匹敵する曲のク…

ライラック・タイムがニック・ドレイクの歌詞からつけたバンド名だという情報を知って、ドレイクの方も聴いてみた・・・という世代なんですが、その後、ドップリ英国フォークにハマった後に振り返って聴くひさびさのライラックも、またいいものです。06年…

フリッパーズ・ギターがまだロリポップ・ソニックと名乗っていた頃、音楽雑誌で特集されていた「アノラック」とか「C86」とか、そういうムーブメントの意味がさっぱり理解できなかった憶えがあります。パステルズも名前だけで、音楽そのものは地方に住ん…

ゴー・ビトウィーンズのグラント・マクレナンが、亡くなっていました。悲しかったのは、そのことだけじゃなくて、それが一年以上前の話だということ。ファンであるボクでさえ知らなかったなんて・・・。最近発売された相方のロバート・フォスターのソロアル…

4曲入りデビューEP「Camper Van」を当時買って驚喜したものです。マンチェスター・ブームが一段落して、自分の中で、もう一度ネオアコ魂に火がついていたころ、まさにジャストな音。しかもネオアコ継承者にありがちなセンチだったり最新型にとらわれた部…

80年代にクリーナーズ・フロム・ヴィーナスというバンドをやっていたマーティン・ニューウェル(Martin Newell)の復活1stソロアルバム('96)。XTCのアンディ・パートリッジがプロデュースをしたということで、当時話題にも。ちなみに2ndのプロデュー…

ただひたすら、この曲が聴きたいだけで、ついつい手が伸びてしまうエヴリシング・バット・ザ・ガールの「エデン」('84)。いや、もちろん他の曲だって悪くない。だけと、やっぱり1曲目の「Each And Every One」に尽きるでしょう。ある世代(ボクと同じか、ち…

ボクは音楽をクリエイトしている時、外にバーっとハジけたいときと、内にこもって黙々とやりたいときと、2通りの感情をいったりきたりするものですが、ルイ・フィリップはどっちのタイプでしょうか?おそらく後者かな。ただ、黙々といっても暗いわけでもな…