ライラック・タイムがニック・ドレイクの歌詞からつけたバンド名だという情報を知って、ドレイクの方も聴いてみた・・・という世代なんですが、その後、ドップリ英国フォークにハマった後に振り返って聴くひさびさのライラックも、またいいものです。06年のリマスター盤を購入(ジャケが変更されてます)


このアルバムはXTCのアンディ・パートリッジが半数の曲をプロデュースしたということで、当時から興奮したものです。3曲目のシングル曲を先に聴いて、ビートルズの「恋する二人」ライクなビートの効いた曲に、おや?フォーク路線から変更か?と思ったら、全体的にはそうでもなく。


どの曲も丁寧なアレンジとメロディで綴られていて、15年以上たった今も、ポップスとしてのクオリティは色褪せません。特にアナログB面にあたる楽曲の流れは、これぞ「英国」と言わんばかりの風情がたまりません。XTCっぽい部分は、アンディとそれというより、むしろコリンの牧歌的な路線の曲に近い、かな。