2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

3/3は東京ロッカーズで有名なフリクションの前身バンド。1975年にプレス数10枚ほど作られたオリジナル・レコードは当然ながら国宝級のレア盤なわけですが、300枚限定ということでLPが再発されました(これも最近高くなってきてます)。これが聴…

3/3

高校生の女の子たちがバンドを組んで、メンバーがすべての曲を書きアルバムまで発表する。このFeminine Complexは、そんな難しい道のりを楽々とクリアーした珍しいバンドですが、学業最優先のためにメンバーが次々と脱退。アルバム('69)が発売された頃には、…

Livin’ Love

ESPレーベルというと、一般的にはフリージャズみたいなイメージが強いですが、実はロック系のアルバムも多く出ています。ニューヨークのサイケデリック・ゴッド、GODZなんかもそう。この3rd('68)は、さしずめ「フリー・ロック」といいますか。 バンド…

The Third Testment

The Academyという英国のグループによる唯一の作品('69)。フォークというより、もっとジャズっぽい感じで、フルートにギターに女性ボーカルぐらいの小編成なサウンドが特徴です。ジャケットは渋いですが、サウンドの方はどことなくサイケ以後の気だるい感覚…

Pop-Lore According To The Academy

あんまり詳しくないんですが、一応調べによると、Beat of The EarthやRelatively Clean Riversなるバンドを渡り歩いたPhil Pearlmanによるアルバム('70)だそうです(知らんがな)。USのヘヴィー級サイケデリック・アルバムですが、ずっとThe Electronic Hole…

The Electronic Hole

オリジナルはレア盤だった「バリー・ドランスフィールド」('72)が紙ジャケでめでたくCD化されました。英国を代表するフィドル奏者でもある彼のシンプルなギターの弾き語りアルバムですが、余計な装飾を一切削ぎ落としたシンプルで純粋な歌心が胸を打つ名盤…

Barry Dransfield

サンディ・ハーヴィッツ(Sandy Hurvitz)名義では唯一の作品になる本作('67)ですが、その後のエスラ・モホーク(Essra Mohawk)で有名な女性SSWです。ジャケに映るフランク・ザッパに誘われ初期マザーズにも参加していた才女。まだ10代の頃のアルバムで、…

Sandy’s Album Is Here At Last!

ミレニウムやサジタリアスが初CD化された大昔に、話題に上がりながらも再発されなかったカート・ベッチャー絡みの女性シンガー、Michele(O'malley)のアルバム。('69)。伝説のボールルーム、その紅一点でもあり、ローウェル・ジョージ、エリオット・シャイ…

Saturn Rings

英国の下町とか、その辺で普通に歩いているようなオッサンとオバサンのジャケ。というわけで、Archie Fisher & Barbara Dicksonの登場です('70)。オバサンとかいって、まだ20代でした(すんません)。この時点で、ある程度のベテランだったアーチーでも、…

Thro’ The Recent Years

いかにもサイケ仕様のライト・ショウを具体化したジャケットが妖しげなコレは、Bow Street BunnersというUSサイケの唯一のアルバム('70)。UKサイケのBo Street Runnersというグループとは別バンドなんですが、そうとは知らず、間違えて買ってたアルバム…

Bow Street Runners

あまり詳しくは知りませんが、スティーヴ・カタルドというギタリストによる1969年制作のアルバム。USサイケの激レア盤として有名なのですが、再発盤をアナログLPで聴いてます。コラージュ感覚溢れる実験的なサウンドながら、基本的にはポップで完成…

Saint Steven

米国のサイケ系の自主制作盤といったたぐいは、それこそ星の数ほどあるともいわれていますが、このConjerti,Morreale&Dibley(・・・読めない)の1971年盤も、そんな一枚。激レア盤だったのに、メンバー所有のデッドストックが大量に流出して値崩れとい…

Earth Free

完全にイッちゃってます系のUKダウナー・フォークで、オリジナルは激レアなブツが、このParameterのアルバム('70)。例によって音質モコモコ、演奏ヨレヨレなんですが、宇宙服着たメンバーのカッコいいジャケも相まって、サイケ好きには、結構な人気のよう…

Galactic Ramble

カレイドスコープの発展系が、このFairfield Parlourというバンド('70)。サイケっぽさはほとんどなく、フェアポート・コンヴェンションに似せようという、しょうもない理由でつけられたバンド名通りのフォーク・ロックなサウンドにシフトチェンジしています…

From Home To Home

カレイドスコープ(Kaleidoscope)の2nd('69)は、キーフを思わせる幻想的なジャケも素晴らしいんですが、シド・バレット在籍時のピンク・フロイドを思わせるサウンドの方も聴きごたえ充分で、当時の英ロックの混沌としたシーンのドキュメントとしては、最高の…

Faintly Blowing