soft rock

バカラック作品集というのは、古今東西山ほどあるわけですが、もともとの曲の良さに救われて極端なハズレも少ない分、飛びぬけて出来のいいものもなかったりもします。単にバカラックはやはり偉大だ、だけでなく、プラス、取り上げたアーティストのオリジナ…

カーペンターズとクイーンって、自分の中で存在感が似ています。いかにも「一般的な日本人が好きな古い洋楽」のド真ん中、というか。それぞれリードボーカリストの悲劇的な死(拒食症とエイズだもの)が、どこか黒い影を宿してしまっているのも、変な意味で…

それまで微妙に捨てきれずにいたエレクトロな要素を一切省いて、完全アコースティックなアンサンブルで作られたハイラマズの傑作。初めて聴いたとき、そのあまりの地味さ加減に、ファンであるボク自身も呆れたもんでしたが、聴くほどに好きになるスルメ味的…

ロジャニコの再発盤のように日本企画ではない輸入盤のみの発売だったので話題になりにくかったんですが、このフリー・デザインの再結成盤は本当に素晴らしい。彼らの残した旧譜はどれもクオリティーが高いんですが、この盤では従来の輝きもそのままに、さら…

ソフトロック好きには有名ですが、再発されるまで誰も知らなかったんじゃないでしょうか。メンバーで作曲担当のGene Di Noviが再発CDでライナー書いてます。もともとジャズ系の人みたい。このアルバムでもポップを目指しつつ、妙に凝ったコードとメロディ…

ロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズの40年目の2ndアルバムを遂に聴きました。レッド・ツェッペリンの再結成なんかより胸が熱くなるのは、こちらの方が「ボクらの世代」だから。このアルバムを買っているボクと同世代の人たちは…

これはマーゴ・ガーヤン(Margo Guryan)との60年代後半から70年代初頭にかけてのデモ曲を集めた編集盤なんですが、このジャケの写真が大好きなんですよね。ボク自身タバコは吸わないんですが、タバコを持った気の強そうな女性というのも、なかなか魅力…

ブレイズ・オブ・グラスは東海岸を舞台に活動していたハーモニー・ポップ・グループ。基本的にはフォー・シーズンスの流れを組むオーソドックスな60年代サウンド。レフトバンクのプロデューサー・チームに支えられて、オケもハーモニーもしっかりと作られ…

ジャケット地味〜な感じですが、内容は派手。全編コレでもかといわんばかりのゴージャズなオーケストラと凝りまくったアレンジが、いかにも60年代後半ならではの勢いを感じます。たった30分で終わるのはもったいないけど、だからこそ2〜3分に集約され…

高校生の女の子たちがバンドを組んで、メンバーがすべての曲を書きアルバムまで発表する。このFeminine Complexは、そんな難しい道のりを楽々とクリアーした珍しいバンドですが、学業最優先のためにメンバーが次々と脱退。アルバム('69)が発売された頃には、…

ミレニウムやサジタリアスが初CD化された大昔に、話題に上がりながらも再発されなかったカート・ベッチャー絡みの女性シンガー、Michele(O'malley)のアルバム。('69)。伝説のボールルーム、その紅一点でもあり、ローウェル・ジョージ、エリオット・シャイ…

昔、フィフス・アヴェニュー・バンドに夢中だった頃(今もか)、そのメンバーが後に結成したホワイト・ホースというバンドで唯一「こいつ誰?」状態だったのかビリー・ニコルスでした。その頃はまだ「ウッド・ユー・ビリーヴ」('68)の再発どころか、存在さえ…

今さらながらjoe & bingの「daybreak」('71)なんかを買ったりしてますが、もともとbest of friendsという名義で発表されたらしく、CD化でジャケが変えられてるんですね。CDはモノクロで2人の立ち姿がシルエットになっているなかなか素敵なジャケですが…

ニルヴァーナといっても、あのニルヴァーナではなくて、こちらはイギリスのニルヴァーナ。60年代後半から70年代に活動したアーティストです。サウンドは、ちょっと大袈裟なくらいに盛り上がるオーケストラをバックにしたポップなロックかな。以前から好…

雨降りの朝、車で通勤してたら、なぜか渋滞にハマってしまいました。その時、本当に偶然にカーステから流れてきたのが、クラシックス・フォー(Classics Ⅳ)の「Rainy Day」と「Traffic Jam」という曲という話は出来過ぎでしょうか。いや、これは本当に今日…

クリス・モンテスを初めて聴いたのは中学生の時。でも最初はものすごい印象が悪かったんですよ。日本だけで何故か大ヒットした「愛の聖書」って曲をラジオで聴いたんですが、まぁ「ダセ〜」って感じでした(この曲だけは、今でもあまり好きじゃない)。おま…

「blue marbleという名前はサジタリアスのセカンドから?」という質問をよくされるんですが、う〜ん、さすが皆さん音楽通ですね。もちろん、そのアルバムは持っていましたが、そういうわけではありません(笑)個人的にはサジタリアスとえいば、圧倒的にファ…

さる友人にblue marbleのデモ・テープを聴かせてみたところ、「ハーパース・ビザールみたいですね」というメールでの返事がきました。で、気になってハーパース・ビザールのアルバムを聴いてみたりしているところです。でもハーパースとウチらじゃ、レコーデ…