2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧
前作「BEAUTIFUL」('09)が個人的にかなり大ヒットだったんで、今回も期待したんですが、拍子抜けするくらい軽い仕上がり。ちょっと最初は物足りなさを感じました。が、よくよく聴けばサウンドは細部にわたって凝りまくっていて、聴き返すごとに新鮮な印象に…
清水美和子のソロプロジェクト、Predawn。以前紹介した北欧の歌姫、Stina Nordenstamあたりにも近い感じの柔らかい歌声の持ち主は、なんと20代前半の日本人女性。ギター弾き語りと英詩のボーカルを基本に、作詞作曲はもちろん、アレンジやプロデュースまで…
NHK−FM「サウンド・ストリート」の坂本龍一のラジオの人気プログラム「デモテープ特集」から選ばれた、いわゆる素人音楽家たちのオムニバス盤。時代が時代ゆえにカセットテープとローテクなアイデア先行ばかりの奇抜でユーモラスな曲ばかり。それでいて…
UKのブルース番長、アレクシス・コーナー。ブルース校長というと、なんかお行儀が良すぎる感じなので、ここはひとつ番長にしておきましょう。ローリング・ストーンズもクリームもフリーもコロシアムも、いや突き詰めれば60年代に盛り上がる英国ビートや…
ピコピコという、いかにもテクノポップの王道みたいなアレンジは、さすがベルギーの個性派テクノ集団、テレックスのお仕事。たとえお仕事であっても、ちゃんと自分たちの個性をアレンジに反映させています。それを嬉々として受け入れているフランスの元パン…
シンバルスはノーチェックでしたが、土岐麻子のソロ作は、何となく買い続けています。カバー集も悪くはないですが、やっぱりオリジナル曲主体のアルバムが落ち着きます。自分は、こういうのが日本のポップスの王道だと思ってますが、しみったれた曲ばかりが…
単なる変拍子のジャズなら誰でもアイデアは思いつきそうなものですが、そこに流れるようなメロディとブルージーなフィーリングを感じさせるというのは、なかなか難しいもの。デイヴ・ブルーベックは、それがサラリと作れてしまう人。そして、このクァルテッ…