2009-01-01から1年間の記事一覧
「キュプラ」で話題のウィスパー才女フレネシ(frenesi)が、ハモンド・オルガン奏者の河合代介と組んだユニット。バックで演奏に参加している実力派ミュージシャンのラテン・ジャズ風味のグルーヴィーな演奏もさることながら、自由自在に泳ぐ水槽の魚のような…
あんまりよく知りませんが、一部で「和製ソフトロックの隠れ名盤」といわれてるアルバム。時代的にも渋谷系がちょっと入っていて、リアルタイムの自分だったら、ちょっと勘弁的なオシャレな佇まいも、今となっては甘酸っぱい記憶だけが残っているのでしょう…
ジャケットのイメージもあるんですが、このアルバムには冬の冷たい空気が似合います。今ではJ−POPの表通りを勇ましく歩いている印象がある坂本真綾ですが、この頃は世間ではまだ「声優だけど音楽クオリティが高い」みたいな認知のされ方。それって声優よ…
普通といえば普通なんですが、どこか間の抜けたジャケット写真。ヤレヤレと思っていると、オープニングのキャロル・キングのタイトル曲のカバーで聴こえてくるのは、クインシー・ジョーンズ本人のナヨナヨしたボーカル。あぁ、アレンジャーでも、歌うんです…
出会うべくして出会った2人。デュエット・アルバムの多くは、レコード会社主体であるため、企画色ばかりが全面に出てしまう傾向があるものですが、ロバータ・フラックとダニー・ハサウェイは、タミー・テレルとマーヴィン・ゲイと同じぐらい、ピッタリの名…
所詮はブーガルーの域を出ていないのですが、よく聴くとチャカポコしたパーカッションなのに、ちゃんとR&Bマナーにそっているところ、妙に好感持てます。ジョー・キューバはいつでも最高なのですが、「所詮オイラはパーティー・バンド」という割り切り方…
「ザ・バンドにも通じる・・・」とか紙ジャケのオビに書かれていますが、収録曲の半分が「ウェイト」みたいな曲だったりして、もうまんまです。とはいえ、微妙な質感の違いというか、音そのものが、もっとウェットな感じがします。それは、やっぱり、どんな…
英GOLDMINEというレーベルは、実にマニアックな6〜70年代のソウルの編集盤が数多いのですが、中でもこれは極めつけ。シリーズ化されていますが、どれもマニアックで濃い曲のオンパレード。シングルサイズの比較的短いファンキー・ソウルが多く、怪しげな…
まだCDがそれほど普及していない頃、EDSELというレーベルの再発盤LPには、ずいぶんとお世話になったものです。思えばヴァン・ダイク・パークスの「ソング・サイクル」も、初めて買ったのはEDSELの輸入盤LPでした。そういう世代です。という…
とっても今さらですが、最近になって、このヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ('67)の「デラックス・エディション」を買いました。目玉はディスク2のモノ・ヴァージョン。劇的な変化はないものの、このバンドも持つ妖しげな「匂い」みたいなものが充…
これを初めて聴いた時、いくらロイ・トーマス・ベイカーがプロデュースしているとはいえ、あまりにコーラスとギターがクイーンしてるんで、思わず笑っちゃったんですが、それでもポップな曲作りの上手さは、さすがパイロット。ハードに豹変したと言われてる…
ヴァン・モリソンがマイペースで長く音楽活動できた理由のひとつとして、ロック・ミュージシャンにありがちな「老いとの戦い」をスルーできたのではないか、ということが考えられますね。だって、最初から老けたような音楽やってるんだもん。思えば、ゼム時…
デヴィッド・アレン脱退後のゴングなんて・・・と、持っているのに、あえて積極的に聴こうとしなかった自分に反省。別バンドと割り切って楽しんでしまえば、これほど気持ちいいプログレ/フュージョン作はありません。なおかつオリエンタルな要素のミニマル…
80年代前半ぐらいまでの徳間ジャパンというレコード会社は、いかにもニューウェイヴという時代を地で行くような雰囲気がありました。このザ・スミスのアルバムも日本盤のLPでずっと愛聴してますが、帯の裏の宣伝LPを見ると、ロバート・ワイアットにジ…
ボーカルのパワーというか、節回しの魅力といいますか。ディオンの独特の甲高い歌声を聴いてると、「この曲をディオンが歌ってくれたら」というイメージが無数に浮かんできます。ドゥーワップにロックン・ロールにR&Bにカントリーまでなんでもござれ。こ…