英GOLDMINEというレーベルは、実にマニアックな6〜70年代のソウルの編集盤が数多いのですが、中でもこれは極めつけ。シリーズ化されていますが、どれもマニアックで濃い曲のオンパレード。シングルサイズの比較的短いファンキー・ソウルが多く、怪しげな針音バリバリの曲も、かえっていい雰囲気。これは、その第一集。


これを聴いた92年当時は、ここに収められたアーティストは何一つ知りませんでいた。が、今となってはMickey&The Soul Generarionの「Iron Leg」やThe Fabulous Countsの「Jan Jan」など、レアグルーヴの定番曲も確認。ドタバタしたドラムの音やゴリゴリのギターが、実にローカル臭くて、いいものです。


基本的には、どれもJBやスライの二番煎じといってしまえばそれまでなんですが、この時代のファンクって、もう同時多発的なもの。つべこべ言わず浴びるように聴くのが基本。レア・グルーヴってのは、掘っても掘っても宝があるものですね。その輝かしい発掘の最高峰がコレ。全編スジが通った名編集盤にして大傑作。