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ゴー・ビトウィーンズのグラント・マクレナンが、亡くなっていました。悲しかったのは、そのことだけじゃなくて、それが一年以上前の話だということ。ファンであるボクでさえ知らなかったなんて・・・。最近発売された相方のロバート・フォスターのソロアルバムには、最後にグラントと2人で作った作品もあるんだとか。泣けますね。
オーストラリアを代表する、素晴らしきギター・ポップ・バンド。初めて聴いた時は、あまりにぶっきらぼうで素人臭い歌と演奏に面食らったものの、混沌としながらも、徐々に美しいメロディがアルバムごとに表面化されて、聴けば聴くほど好きになってしまいます。技術とか才能とかを超えた素朴な「歌心」が、彼らにはありました。
それでいて、単純に素直なフォーク・ロックではない「ヒネくれ」っぷりも、また魅力でした。まるで利き腕じゃない左手でスケッチした風景画のような、手探り感が逆に新鮮だったのです。名曲「Bachelor Kisses」を含む、この3rdアルバムは、ペイル・ファウンテンズにも通じる80年代的な美しい響きのドラムの音も魅力的。