モンキーズの同名映画のサントラ盤('68)。日本では「HEAD!恋の合言葉」なってアイドルチックな邦題がつけられていましたが、映画そのものはサイケ時代らしくシュール極まりない内容で、はるか昔に一度観たことがありますが、フランク・ザッパが登場するシーン以外、よく覚えてない(たしか脚本がジャック・ニコルソン・・・)


純粋に曲らしいのは6曲ぐらいで、あとは映画のセリフや効果音をコラージュしたりとやりたい放題なんですが、モンキーズのポップスうんぬんじゃなくて、サイケ時代を象徴するアルバムとして、かなり好きだったりします。ちなみにフリッパーズ・ギターの「ヘッド博士の世界塔」は、このアルバムの影響うけまくりですね。


一番好きなのは、ミッキー・ドレンツが熱唱するフォーキーな「As We Go Along」で、これは名曲ですが、更にキャロル・キングニール・ヤングライ・クーダーらが演奏しアレンジがジャック・ニッチェという、盆と正月が一緒に来た様なクレジットにも驚きです。さすがはモンキーズ・・・。