2008-01-01から1年間の記事一覧

Harold Melvin & The Blue Notes (’72)

小学校の卒業記念なんかに、合唱や演奏なんかを録音したLPを生徒達に記念に配るという儀式は、世界中で行なわれてたわけですが、その学校とは何の関係もない物好きなコレクターの目に止まる内容であれば、それは「スクールもの」と呼ばれ、結構な値段がつ…

The Langley Schools Music Project / Innocence and Despair

曲調、曲順、音質、そして45分というアルバム全体の長さも含め、すべてが完璧。「Fruits Clipper」以降のcapsuleは、それまでのラウンジ風ポップ路線を封印し(それはそれで好きでしたが)、ひたすらテクノ道を突っ走っている感じが実に爽快です。オープニ…

capsule / MORE! MORE! MORE! (’08)

CDの内容そのものよりも、恒例の「超激レア企画」のプレゼント応募券に反応。「Perfumeのあなたの願いを叶えちゃるけん!」というわけなんですが、とりあえず一緒にボクのバンドで歌って踊ってくれたら最高です。で、このプレゼントにもある「願い」という…

Perfume / Dream Fighter (’08)

ムタンチスが変テコだった最大の要因は、アレンジしているホジェーリオ・ドゥプラの責任ともいえます。カエターノ・ヴェローゾの初期のアルバムにあった賑々しさもドゥプラのアレンジがあればこそ。彼こそ、歴史的名盤「トロピカリア」のジャケで、眼鏡をか…

Rogerio Duprat / A Banda Tropicalista Do Duprat (’68)

60年代から70年代にかけて世界中に存在した「ジェームス・ブラウンっぽい音楽」というのは、それこそ天文学的数字になることはまちがいなしです。そう考えるとJBが当時のポピュラー音楽界に与えた影響力は、ビートルズに匹敵するか、それ以上の存在か…

Dyke And The Blazers / We Got More Soul (’69)

ギターはノイジーに歪みまくっているけど、その弾き方は、まるで初めて一つのコードを憶えて得意げになってる子供のようにジャカジャカとストロークするだけ。ベースは、リズムを支えようという概念がまるでなく、憶えていないその曲のベースラインを必死に…

The Velvet Underground / White Light/White Heat (’68)

frenesi ワンマンライブ

フレネシさんのライブのお知らせです。ショック太郎が鍵盤で参加します。ヨコハマ近辺の方は是非。 「frenesi ワンマンライブ 〜ささやきの霧雨」 開催日:2008/11/08(sat) 時間 :open 14:30 act 15:00 charge:1,000円(without drink) 場所 :横浜馬車道 …

クラシカル・ロックの典型的なサウンドでありながら、あまりにも「これでもか」というくらいに叙情的で泣きのメロディばかりのストリングスで盛り上げられると、それはそれで強烈な個性を感じさせてしまうものです。このアルバムの冒頭の3曲がそう。とにか…

New Trolls / Concerto Grosso Per 1 (’71)

44年の短い生涯で、残したリーダー作はごくわずか。残りの人生は、気の向かないセッションの「お仕事」だったという不遇のピアニスト、ハービー・ニコルスが、もっとものびのびと自身の才能を発揮したアルバム。ブルーノートのアルフレッド・ライオンだか…

Herbie Nichols Trio (’56)

ある年代以上のファンには「スターズ・オン・45」というメドレー・レコードが、一時期大流行だったことをご存知だと思いますが、そのビートルズ版でポールのパートを歌っていたのが、このプレジデントのピム・コープマンという人。オランダの有名なプログ…

The President / By Appointment Of (’83)

ニール・イニスと並ぶボンゾ・ドッグ・バンドの中心人物の1人。自身のソロアルバムは数枚ありますが、もともとが詩人気質の人らしく、語りの多いアルバムもあったりして、よほどのファンでもないと、とっつきにくい印象もあるんですが、そんな中、もっとも…

Vivian Stanshall / Teddy Boys Don’t Knit (’81)

オルタナ・カントリーというジャンル名はともかく、割と、そういう風にカテゴライズされるようなバンド(ウィルコとか)は好きだったりします。いわゆるパンク的初期衝動を通過して、カントリー的な「歌心」に落ち着いたアーティストというのは、普通っぽい…

Whiskeytown / Strangers Almanac (’97)

映画「ガラスの飼育」の主題歌で有名なジャネット(Jeanette)が11歳の頃に在籍していたスペインのポップ・グループ、ピクニックの唯一のアルバム。これ、CD化されているのかどうか知りませんが、ひさびさにアナログ盤を取り出して聴いたら、最初に聴いた…

Pic-Nic / Callate Nina (’68)

ジョニ・ミッチェルやジュディ・コリンズに影響されたと思われる英国の幻のSSW,シェラ・マクドナルドの1stですが、やはりこれは女性版ニック・ドレイクというのがピッタリでしょう。ドレイク作品でおなじみのロバート・カービーによるストリングス・ア…

Shelagh McDonald / Shelagh McDonald Album (’70)

Perfume初の全国ツアーのライブDVD。さすがに「bitter」の頃に比べると会場も大きく、ステージ演出もプロのエンターテイメントに徹しているわけで、いかに彼女たちの存在が全国区になっていったかが、オープニングの数秒でわかります。しかしPerfumeの3…

Perufme First Tour DVD / GAME (’08)