[select]

satou.Bさんのセレクト

SHINODAさん同様、サイトは運営されていらっしゃらないのですが、なかなか幅広いジャンルを聴いていらっしゃるなぁと、非常に興味深くセレクトをいつも聴かせていただいてます。今回もしっとり系で来るのかなぁと思ったら、途中からソウル、和製フォークなどを挟んで、さらにアイルランド系のヴァイオリンが素敵な曲などに流れ、ブリティッシュ・ポップ、そして歌謡曲まで、次々とイメージを変えて進んでいきます。特に印象に残ったのがジョニ・ミッチェルの「リヴァー」のカバーで、オリジナル同様ピアノ弾き語りなんですが、あまりの素晴らしさに泣けてきました。これ最近ラジオでも聴きましたが、誰のカバーでしたっけ?思い出せません・・・。

osamuswingさんのセレクト http://osamuswing.hp.infoseek.co.jp/

前回はとても生かしたジャズで攻めてくれたosamuswingさんですが、今回は得意のソウル・テイストが気持ちいいです。それと、いつもなんですが「つなぎ」が絶妙なのと、アナログっぽい音の質感が最高なのです。ニール・セダカの「雨に微笑を」のカバーも良かったです。EW&Fの「セプテンバー」のコミカルなカバーも面白い。そして何よりもスティービー・ワンダーの素晴らしさに、ひさびさにウットリしました。ソウルといってもコテコテではなく、ノーザン・ソウル好きなイギリス人あたりのセンスにも通じる耳当たりのよさがあるんですね。あまりソウルに馴染みの薄い方でも、こういうセレクトだったら黒人音楽好きになるんではないでしょうか。次も期待しております。

本日のピック・アップ

スティービー・ワンダーの「キー・オブ・ライフ」です。「トーキング・ブック」や「インナーヴィジョンズ」もいいけれど、今一番好きなスティービーのアルバムがこれ。名曲ばかりのアルバムですが、特に自分の子供の遊ぶ声を延々と収録した「可愛いアイシャ」の親バカぶりに、スティービーの「人類愛」を垣間見るんです。真の「天才」とは、全体のバランスが悪くなるのを覚悟の上で、曲に「挑戦」するんですよ。たしかに、このスティービーのアルバムは、バランスが悪い。だけどボクは、これほどポジティブな気分になれる音楽を他に知りません。