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今回のセレクトは「コーラス&ハーモニー」というお題以上に「ビートルズ始まり」というのがなかなかキーポイントになってますね。それだけに、ビートルズ以外でもカヴァー曲を選曲されるセレクターの方も多かったように感じます。ちなみにボクの方は毎回カヴァー曲が多めなので、今回はなし。ただし1曲目だけポールが他の人の曲をカヴァーしたものになっています。ボクのセレクトの曲目紹介は、今週末あたりにしたいと思ってます(なるべく曲目みないで聴いてみてくださいね)さて、今回紹介する御二方は、ともにサイトの方はお持ちでいらっしゃらないのですが、ボクがセレクトに参加してからは、いつもご一緒させていただいているおなじみの方々です。
●SHINODAさん
「And I Love Her」のゆる〜いカヴァーで始まりますが、その後に続く②のロック・ステディの有名グループで、早くもスピーカーを通じて、部屋の空気が休日ムードになってきました(まだ平日のど真中なのに・・・)その後③では軽い打ち込み風サウンドからカリブっぽい流れ、カリプソっぽいリズムの後にボサノヴァが来て、どんどんワールド・ミュージック的になったかと思えば、ラストはブラジリアン・アフロなセッション風⑫で盛り上がって終わります。ちょっとした大陸横断の旅行気分ですね。不思議と「ロック」という感じを意識的に離れた感じで選曲してますが、それでいてちゃんとロック好きの音楽ファンにもアピールするところもあります。この辺は選曲と流れの妙ですね。
●satou.Bさん
カントリー風「HELP」のカヴァーが象徴するように、とても土臭くナチュラルな選曲をされてますね。わりとアメリカンな印象なのですが、英国トラッド・フォークの有名グループや、アイリッシュ系の人気バンドもチラホラ入っています。アメリカ音楽に影響を受けたブリティッシュ・フォーク風といいますが、そうした渋みがあります。⑥⑦のザ・バンド〜ディランのカヴァーから、ジョニ・ミッチェルのカヴァー⑧の橋渡しは絶妙。その後は得意のアイリッシュっぽい流れになります。落ち着いた大人な感じの気持ちのいいセレクトでした。
(写真)ジョニ・ミッチェル「ブルー」
誰にも真似できない個性のオーラがスゴイ。70年代初頭を代表する傑作SSW。詳しくはこちら↓
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=168425&log=20030415