表紙はクラッシュですが、この河村要助さんのイラストがいい味だしてますよねぇ。では本題に入りましょう。「オレ的1981年ベスト・アルバム」(シリーズ・タイトル未定)です。

大滝詠一/ロング・バケイション
②YMO/BGM
③チャクラ/さてこそ
④P−MODEL/ポプリ
⑤ゴドレー&クレーム/イズミズム
ペンギン・カフェ・オーケストラ
キッド・クレオール&ザ・ココナッツ/楽園の果実
⑧ジョセフK/オンリー・ファン・イン・タウン
⑨ニュー・ミュージック/エニウェア
⑩ジノ・バネリ/ナイトウォーカー

1981年といえば、ボクは10歳ですがリアルタイムでちゃんと聴いていたのが①と②です。どちらも元はっぴいえんど組ながら、何とも両極端な2枚ですな。でもボクのルーツといってもいいでしょうね。本当に大好きでした。③は当時TVで観て小川美潮のキュートな変態っぷりにノックアウト。今聴いても最高の和製NWアルバムの大傑作だと思います。Wha-ha-haとセットで聴きましょう。④もほぼリアルタイムですね。中学生の時に入った彼らのライブは客が15人しか居なかった(笑)⑤は元10ccの2人。テクノ・ラップというか、今でも刺激的な音。ちっとも古くない。

⑥は当時流行ったホノボノ系アコースティックですが、とんちゃんも大好きだったとか。⑦は80年代の「泰安洋行」ですね。⑧はアズテック・カメラと同様にネオアコの元祖的扱いですが、むしろ遅れてきたテレヴィジョン・フォロアーでしょう。セカセカしたビートと調子っぱずれなギターがたまりません。⑨はボクの無人島レコード。夢見るようなテクノ・ポップ。永遠の名盤。しかし、うぅ〜、相変わらずNW小僧っぷり丸出しのセレクトですな。でも歌謡AOR⑩を選んじゃう自分もいたりして。こういうオーソドックスなのも同様に好きなんですよ。というわけで恥ずかしながら松任谷由実の「昨晩お会いしましょう」や松田聖子の「風立ちぬ」を次点とします・・・。