勝手にレビュー#14〜真夜中に聴きたい音楽
フィニルさんのセレクト

1.Walking In The Wind / Traffic
2.I Didn't Have Any Summer Romance / Carole King
3.二人は片想い / ポニー・テール
4.New York City Send My Baby Home / Digby Richards
5.If I Were A Mountain / Chris Stills
6.Are You Ready To Heartbroken / Lloyd Cole & The Commotions (写真)
7.真夜中のソースごはん / さねよしいさ子
8.Me And My Friend / Tony Kosinec
9.I Can't Let Go / Gorgoni,Martin & Taylor
10.恋の極楽特急 / 小島麻由美
11.Desperado / Jess Roden
12.メイフラワー号に乗り込んで / マザーグース

あの手この手で楽しませくれるフィニルさんのセレクト。それでいて一本筋が通っているのは、年季の入ったリスナーとしての熟練のなせる技でしょうか。

ユルいグルーヴが気持ちいい(1)はラスト・アルバムから。歳とともに後期のトラフィックが好きになります。(2)は自作自演の初期音源。全然変わってません。(3)は曲がユーミン、アレンジが鈴木慶一だそうです。1粒で2度美味しい。お約束のスペクター調。(4)はB.Jトーマスあたりがカヴァーしそうなポップ・カントリー。(5)はスティーヴンの息子。そういう雰囲気あります。ボトムのしっかりした、なかなか良いサウンドです。(6)は懐かしい。当時はブルー・ベルズあたりと一緒にネオアコで接していましたが、普通にルー・リード風です。(7)は酔っ払ったつじあやのみたいな変な声ですが、曲はいいです。(8)はセレクト人気も高いであろうSSW。背筋が凍るほどの名盤だと思ってます。(9)はイーヴィー・サンズでしたっけ?その作者ヴァージョン。渋いチョイスです。(10)はフェイク・ジャズとしては椎名林檎よりハマってます。(11)は長く大袈裟なイントロがジョー・コッカーみたいな英国スワンプ・シンガーのライブ。フィニルさんらしく、イーグルスのカヴァーです。(12)は昔の学生がキャンプ・ファイアーで盛り上がっているようなサウンド。幸せな時代の音です。フィニルさんの解説はこちら