勝手にレビュー#15〜真夜中に聴きたい音楽
osamuswingさんのセレクト

1.Love Comes Round Again / Piero Piccioni
2.No Difference At All / Bobby Cole
3.The Cape Verdean Blues / The Horace Silver Quintet
4.Don't Let Me Be Lonely Tonight / The Isley Brothers
5.Alone Again,Naturally / Now Generation
6.Too Hurt To Cry / Candi Staton
7.Win Or Lose / Windy City
8.It Takes Too Long To Learn To Live Alone / Alice Clark
9. Little Miss Laurie / Henry Franklin (写真)
10.Shiny Stocking / Lambert,Hendricks and Bavan
11. The Goodbye Look / Mel Torme
12.Tell Me In a Whisper / Sergio Mendes & Brasil 77

一度やってみたいなぁと思うのが曲間なしのクロスフェード選曲なんですが、それでもosamuswingさんのような粋なセレクトはできるかどうか・・・。

ジャジーなインストは、意外にも映画音楽の巨匠の(1)でした。不良っぽいボーカルが最高な(2)はセレクト周辺でも話題になった男性ジャズ・ボーカル物。ジョージ・フェイムの兄貴のような音。(3)はキャラヴァンみたいなアフロキューバンリズムのジャズ。朴訥としたピアノがいいです。(4)はいきなりソウル・バラード。アイズレーとは気がつきませんでした。(5)は有名曲のノッペリしたレゲエVerですが、このユルい感じは、未完成だからこその独特の魅力があります。(6)は、70年代ソウルの一番いい感じの音がします。(7)は昔からフリー・ソウル人気盤でしたが、最近再発されたみたいですね。(8)はローカルっぽい音が、逆にレア・グルーヴ方面からも注目を浴びるキッカケになったのだから面白い。ローズの音が印象的なボサ(9)も、そっち方面では人気盤でしたね。再発出るまで、ブラック・ジャズは値段も高いレア盤が多かったです。だからレア・グルーヴとか(ちがうか)ジャズ・コーラスの(9)はアニー・ロスじゃない時代ってのがポイントですね。(11)はドナルド・フェイゲン本人もお気に入りという話を聞いたことがあります。ジャジーではありますが、割りと原曲に忠実。(12)はセルメン。77時代は単純にブラジル系とはいえないインターナショナルなサウンドでした。osamuswingさんの解説はこちら