コリン・スコット?正直「誰?」という感じでしたが、バックの連中がスゴイ。ロバート・フリップリック・ウェイクマン、でもってヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター、ジェネシス、リンディスファーン、レア・バード、ブリンズレー・シュウォーツのメンバーときたもんだ。盆と正月どころの話ではありませんな。


フォークにしてはゴージャス。スワンプにしては洗練されすぎ。SSWにしては作家主義っぽい感じでもなく、歌い方はオーソドックス。飛び切り歌が上手いというわけでもないが、ヘタではない。アイドルにしては太りすぎ(笑)あぁ〜、音は素晴らしい1971年ならではの英国産ポップど真ん中なのに、このニッチな佇まいは何?


実はこのコリンさん、英国のショウ芸人だったらしいのです。出したレコードがコメディ・アルバムじゃなく、大真面目なポップ・アルバムだったもんで、一応当時シングルが出ていた日本はおろか、おそらく本国でもニッチなアルバムだったはず。当時は契約の問題もあって、上記の豪華なバックメンバーの名前は一切公表されなかったそうな(もったいない)