Windowというグループの(おそらく)唯一のアルバム。USサイケ/フォークのレア盤として有名らしいのですが、Radioactiveからの再発CDで存在を知りました。まぁ、ほとんどの人がそうなんでしょうが。それにしても、解説はおろか、発売年度も、そして曲目もわかりません!恐るべしRadioactive(誉めてない)


気を取り直して素直に耳を傾けると、緩やかなビートとシンプルなアコースティック編成、そしてジョーン・バエズ風の甲高いフォーク声の女性ボーカルという感じ。おそらく70年代初頭と思われます。もうちょっとサイケっぽいかと思ったら、もっと普通のUSフォーク・ロック風です。(後半、変なエレキギターが入ったりはしますが)


普通といっても普通だからいいんであって、変に欲を出してゴチャゴチャしたサウンドにならず、シンプルに徹したのは正解。朴訥としたピアノによる和みの弾き語りなども含め、捨て曲なしです。裏ジャケを見ると、妙にメンバーが多いんですが(コーラス隊?)、もしかしたら宗教系のアルバムなんでしょうかね。フォークって、ホントそういうの多いから。