何度も再発CD化されるシュガー・ベイブですが、それとは関係なく、今回はボクの「お宝自慢」です。「SONGS」ならぬ「SINGS シュガー・ベイブ」という、山下達郎シュガー・ベイブ時代の曲を歌うという企画のコンサートが昔あったのですが、そこの楽屋にお邪魔して達郎さんと大貫妙子さんにサインしてもらったエレックのアナログ盤です。なんで楽屋にお邪魔できたのかというと、キーボードの難波弘之さんが、ボクの大学の講師だったのですね。チケットが取れなかったボクに、なんとチケットを譲っていただけたのです。それだけでも嬉しいのに、楽屋までお邪魔できるとは夢にも思いませんでしたよ。

達郎さんは、あのラジオ番組「サンデー・ソング・ブック」そのままの喋り方で、ボクの持参したエレック盤LPを見るなり「何これ?どこで買ったの?」と鋭いツッコミを入れられてしまいました。というのも、初回プレスのエレック・レーベル盤のLPは、その後会社がすぐに倒産したために、ちょっとばかりレアなわけであります。「これは、仙台の特設会場にハンターがイベントにやってきた時、たまたま安く手に入れたんですよ〜」とボク。その横で、音楽評論家の萩原健太氏が笑っておりました。そうそう、健太さんには、この頃ボクが大学時代にやっていたバンドのデモ・テープを差し上げたのですが、これが今考えると微妙に後悔(笑)

達郎さんが豪快にマッキーの黒ペンでサインをしていると「私もサインしましょうか?」とやってきたのが、大貫妙子さんでした。こんな嬉しいことはありませんよね。ちなみに、その日のコンサートのゲストで大貫さんが歌った「蜃気楼の街」は、本当に涙が出るほど素晴らしいものでした。う〜ん、今度、村松邦男さんに会うことが出来たら、この盤にサインいただこうかな〜。

コンサートはシュガー時代の3分ぐらいの曲を1曲歌うたびに、達郎さんが15分ぐらい話すという(笑)非常にユニークなものでした。もちろんシュガー・ベイブ時代は、ボクは幼稚園ぐらいだったんでコンサートなんか行けるはずもないのですが、そんなボクにとって、この達郎さんのコンサートは、まさに生涯最高のプレゼントでした。

それにしても「SONGS」は、いつ聴いても最高ですよね。というわけで、今度のリマスター盤も買おうかな。そうなると、我が家には「SONGS」だけで4枚も・・・。