エルトン・ディーンが、お亡くなりになってしまったようです。ソフトマシーンのサックス奏者として有名だった英国ジャズを代表するミュージシャンの1人でした。61歳という年齢は、ロックをやるにはちょっと年ですが、ジャズだったら、まだまだがんばれる年齢だけに残念なニュースです。もしソフトマシーン再結成のときにディーンがいないというのは、やはりちょっと寂しいかも。


そんなわけで、影響されやすいボクは、彼の最初のソロアルバム「エルトンディーン」('71)を聴いてます。最近、このあたりのジャズ・ロックを聴いてなかったので、結構新鮮です。ソフトマシーンでいうと「5」あたりに近い音で、当然フリージャズ色はあるものの、マシーンらしいゆっくりとしたリフが反復する曲が出てくると、あぁやっぱりいいなぁと思ってしまうわけです。キーボードはマイク・ラトリッジが担当してますが、彼がソフトマシーン以外で他のセッションに参加するのは結構珍しいかも。


CD化でアルバム・タイトルが「ジャスト・アス」に変更されましたが、これはディーンが、当時マシーンでの活動末期に組んでいたバンドの名前でもあります。そのジャスト・アスの72年頃のライブ演奏がCDのボーナス・トラックで沢山聴けるのですが、これが結構熱い!っていうかソフトマシーンと何が違うんでしょうか(笑)ちなみに、ソフトヒープとかソフトヘッドとか、この辺の英国ジャズ・ロックって、似たような感じのバンドがいっぱいあるんですよねぇ。ややこしいので、みんなまとめてソフトマシーンって呼んじゃえばいいのに・・・。