サンディ・デニーがフェアポート・コンヴェンション加入以前にストローブスに参加したアルバム。67年制作ながらも未発表。73年にようやく「All Our Own Work」というタイトルで発表。更に89年に曲順と一部内容を変更してCD化されました。


ハンニバルから発表されたCDのジャケはイマイチなんですが、そのジャケ裏のメンバー白黒写真がメチャメチャクールで最高!「もしかしたら、これが発表されずじまいだったオリジナル・ジャケかもしれない」という勝手な推測のもとに、こっちを掲載してみました(写真)。しかしサンディの歌は素晴らしい。このアルバムの方がフェアポートのファーストよりフェアポートっぽいぞ(サンディはセカンドから参加)。


ストローブスというとプログレなイメージがある人もいるかもしれませんが、デイヴ・カズンズは、実は思いっきりこっち(英フォーク)向きな人なのです。名曲「時の流れを誰が知る」のオリジナルverが一番の売りですが、その他のちょっとサイケがかったポップな曲もいいんですよ。どんな時でも、やっぱりサンディの歌は最高です。