ハニーバス(Honeybus)といえば「I Can't Let Maggie Go」かな。aikoも好きだといっていたこの曲。作者のピート・デロは唯一のアルバム('69)の前に脱退しちゃってますが、牧歌的なポップ・フォーク・ロック路線は見事に継承されたまま。


最初は「まぁビージーズみたいだな」ぐらいの軽い印象しか残ってなかったんですが、紙ジャケで聴きなおすと、どこかバタついて古臭いバンド・アンサンブルが逆に独特の英国ならではの湿り気を感じさせ、どんどん好きになっていくようです。


紙ジャケCDになってもボーナスが13曲も入ってるんで、結果的に彼らのベスト盤みたいになっちゃってます。あんまり同じようなタイプのもっさりした曲が続くんで飽きる人もいるんでしょうが、この枯れた味わいはやっぱり捨てがたい。