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「♪ポッ、ポッ、Pop Muzik♪」で有名なテクノ・ポップ「M」のロビン・スコットさん。その衝撃の過去です。1969年にひっそりと出たこのソロ・アルバムは、なんとフォーク。それも、かなりサイケでアシッドな雰囲気でヤバすぎます。ジャケなど麦わら帽にジーンズですよ!アッパレ。
曲によってはバンド演奏が入りますが、ほとんどがベロンベロンのフォークで、ロビンさんの声は、ゴングのデヴィッド・アレンのようにヨタった歌い方です。本当にMと同一人物か確かめるべく、坂本龍一との共演盤「アレンジメント」(けっこう好き)を久々に聴いたら・・・歌い方が違うけど、同じ声ですね、こりゃ。
演奏はマイティ・ベイビーの連中で、ジョン・マーティンやシェラ・マクドナルドと一緒にギグしたとか何とか本人が再発盤のライナーで語ってますが、自分がテクノに身売りしたことは曖昧にしてますな。関係ないけどMの1st以前に出たアルバム未収録のシングルはパンクな大傑作。テクノ・ポップは1日にして成らず。