白黒ジャケでメンバーが雑木林に立っている。ただそれだけのジャケットにグッとくるような英国フォーク・マニアにはたまらないのが、このシルバー・バーチ。「誰やねん?」と不安になったあなた。大丈夫です。ボクも全然知りませんから・・・って、これじゃますます不安になりますかね。


これまたレアなプライベート・プレスの希少性ゆえに有名になってCD化されたという、まぁそんな1枚。内容はなかなかいい。ただレアなだけじゃなくて以前紹介したティカウィンダ同様「なんでこれがメジャーじゃないの?」ってくらいのトラッド・メインの王道フォーク。メンバー全員で演奏しながらコーラスを威勢よくたっぷりと。


スティーライ・スパンあたりにも通じる雰囲気ありますが、そこまで「ロック」していないから衝撃度は落ちます。聴きやすさ、親しみやすさはこっちの方ですね。でも今のイギリスの若い人にとっちゃ、こういうの、こっちでいう演歌みたいにピンとこないものかもしれませんねぇ。まぁ演歌もなかなかいいもんですよ・・・って、なんの話だ?