ジャケットの愉快なコラージュ写真を見ると、60年代風を真似した最近のバンドっぽい感じもしますが、そうではなく、本当に60年代のバンド。いや、音の感じからすると70年代初頭かもしれない。例によってRadioactveからの再発CDなので、何のインフォメーションもないわけでして・・・


一応、2曲目とかでギターの逆回転とか、ビートルズの「タックスマン」みたいなリフが登場してきたりと、サイケに色目を使ってる部分もなきにしもあらずですが、音楽的には典型的なバブルガム・ポップ。どうやらバンドのメンバーとは別にコンポーサーがいるみたいだし。


というわけで毒も色気もない軽薄な60年代サウンドですが、エジソンライトハウスとかアーチーズとか、そういうバブルガム・サウンドは決してキライではない自分なので、これはこれでアリです。裏ジャケでは、参加ミュージシャンや録音スタッフを一同に集めた屋上の集合写真が。これが、たまらなくいい雰囲気なのです。