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ピクシーズ・スリーというと「Cold,Cold,Winter」という大滝詠一の「君は天然色」の元ネタみたいな曲しか知らなかったのですが、唯一のアルバムである本作('64)は、フィル・スペクター風というより、もっとシンプルなオケによる典型的なガール・グループ・サウンドでした。「ジャケガイノススメ」で紙ジャケCD化。
アルバム・タイトルに偽りはなく、本当にパーティーにちなんだ曲ばかり集めたという、大袈裟にいえばコンセプト・アルバム。同じマーキュリーからの大ヒットであるレスリー・ゴーアの「涙のバースデイ・パーティー」の大ヒットのおこぼれを頂戴みたいな情けない企画物なのは明らかですが、サウンズ・グッドなので、まぁ許してね。
オープニング曲が面白くて、一つのメロディーを、当時流行ったいろんなリズムで次々にメドレーにしていく曲。こういうのを聴くと、なんとなく気分は「エド・サリヴァン・ショー」。しかしツイスト〜モンキー〜ストンプとリズムを変えたところで、全部同じような、ただの8ビートにしか聴こえないぞ(笑)