シャングリラスにも通じる不良っぽさをガレージ・バンドに置き換えたような60'sガール・グループが、このThe Luv'd Ones。4人のルックスもキュートで魅力的ながら、何と言っても目つきがいい。「ヘタクソなんて言わせないわ」「本物のロックン・ロールをやるわ」という気合の入った目をしています。まぁ、それなりにヘタですが(笑)


オリジナルはポップでありながらもワイルドで、キャラにもピッタリ。つくづく当時シングルのみでアルバムを残さなかったのが悔やまれます。この未発表曲を含めた編集盤CDを聴くと、ポップな曲はポップ、ディープな曲はよりディープ。音は悪いけど、デモ曲はどれもいいし、つんざくようなエレキの音など、かなり過激。


ギターの2人がギブソンのSGとファイヤーバードを持っているというのも個人的にツボです。その2つがボクの一番大好きなギターでもあるので。それにしてもブックレットのバンド写真のどれもキマってること!唯一のカヴァー曲がミュージック・マシーンってのも渋いけど、黒で統一した衣装も彼らの影響?何から何までカッコいい女性たちです。