ヘンリー・マンシーニの代表曲ばかりを46曲たっぷり収録した2枚組CDを聴いてます。ジャケットはピンクパンサーですが、このテーマ曲のEPを小学生の時に買った記憶があります。ほとんどが彼の作曲した映画音楽なんですが、中には他の作曲家によるスタンダード曲のマンシーニ版もアリ。


たぶん、何の予備知識もなく、普通にロックやポップスを聴いている若い人たちには、単なるなごみのムードミュージックとして、欠伸が出るところもあるんでしょうが、よくよく考えると、ここに収録された映画音楽は、そのほとんどがメインテーマで、実際には、その何倍もの曲のスコアが映画用に制作されていたわけで。


そう考えると、ほんとにマンシーニという人の恐ろしいクリエイティヴィティを感じずにはいられません。こうしたハーモニーや和声の感覚を、日頃からblue marbleの音楽に生かせないかと思いつつ、早何年。もう一度スコアミュージックを本格的に勉強しようかなと思う今日この頃。未来のポップスは、ロックに怠けちゃダメですよ。