チェット・ベイカーの代表作('55)。ジャケットがまずいいですよね。オシャレです。こういうジャケットを部屋に飾ってるかわいい女の子がいたら、すぐにでもお友達になりたいものです。っていうか、単にかわいい女の子が好きなだけじゃねーか・・・と自分に突っ込んでみる。


若き日のベイカーの色男っぷりに嫉妬しつつも、このナヨナヨした歌声に妙に親近感を憶えたりも。ここからクリス・モンテスまでの道は非常に近いです。「トランペット演奏」と「歌モノ」と「ストリングス入りの曲」という、その3つがすごくいいバランスで入ってる素晴らしいアルバム。


ジャズに手を伸ばし始めた頃、ジャケのカッコよさだけでジャズレコを買っていたときがありました。で、気がついたら、そのほとんどが50年代西海岸ジャズだったというオチが。初期のサバービアが、ジャズのジャケだけを紹介したチラシを東京の街に配布した時、その姿勢に納得したのはボクと同年代の元ロック少年だったはず。