ボブ・ディランの映画「ノー・ディレクション・ホーム」を観てたら、このセカンド('63)のジャケで手を組んでいるモデル(当時のディランの恋人)、スージー・ロトロがインタビューしていました。今でも魅力的な女性でした。若い頃に美人というだけじゃなく、年をとっても素敵でいられる女性は素晴らしい。


「北国の少女」は大好きな曲。サイモン&ガーファンクルで有名な英国民謡「スカボロー・フェア」を元にしてディランが作った曲。「北に旅することがあったら、そこにいる少女によろしく。昔の恋人だったんだ」っていう内容は、松本隆が作詞した鈴木茂南佳孝の「ソバカスのある少女」も思い起こさせます。


英国がらみでいえば「戦争の親玉」のメロディはフェアポート・コンヴェンションもやってた「Nottamun Town」そのままですね。まぁディランのあの声歌えば、何でもディランっぽくなっちゃうからいいんですけど。今の季節、一番心に響いてるサウンドが、ひさびさに聴いたこのアルバムでした。