「Baby〜」の方をテレビで最初に観た時、曲自体のインパクトが弱いような気がしてたんですが、ちゃんとしたスピーカーでCDを大音量で鳴らすと、シンセベースの音とかブリブリと耳障りなほど出てくる場面もあって、結構キテます。ただピアノのバッキングとかが平凡で、このあたりに中田ヤスタカの限界も見えてしまいますが。


それでも勢いを感じてしまうのは、Perfumeの歌とダンスのせいでしょうか。ロボ声で変形されまくってるのに、ゾクっとするほどキュート。三者三様の個性とバランスも抜群。Capsuleの「Sugarless Girl」と正直どこが違うのよ?なんて第一印象も、Perfumeという存在の前では、もうどうでもいいことかも。


「マカロニ」はR&Bっぽいリズムに切ないメロを乗せたまっとうな歌モノ。こうなると「テクノ・アイドル」という看板が揺らぎ、このままキャンディーズのように、いやスターボーのように普通の女の子に戻ってしまうのか(普通の女の子ですが)という一抹の不安も。しかし曲そのものは「Wonder 2」に似て、実にいい。心配ご無用、か。