CD化されてないアルバムは、なるべく日記で取り上げないようにしてるんですが「なんでCD出ないの?出さないの?」という疑問をぶちまける意味でも、このトニー・コジネクの3rdなんかをレビュー。これって確かCD化されてないですよね。少なくとも、ボクは一度もCD見た事ないです。


「バッド・ガール・ソングス」('70)が最高傑作という評価は変わらないけど、そのアルバムにあったロマンチックで感傷的な部分をあっさり脱ぎ捨て、凝ったアレンジ(ストリングスが妙)と、「どうだ、ヒネくれててついていけないだろ〜」と言わんばかりの爆走ぶりに、呆気に取られてしまいますが・・・


シンガー・ソングライターだったら、普通「泣き」とか「和み」に落ち着くもんですが、そうしないコジネクのヒネくれっぷりはエラい。しかし、こりゃ難解ですぜ。でもこれがロックなんだよなぁ。特にB面がヤバすぎ。カッコ良過ぎ。プログレ過ぎ。ブライアン・プロズローにも通じるヒネくれっぷりが最高。これはこれで名盤かも。