フィフス・ディメンションは10代の頃、本当に大好きだったコーラスグループ。まだソフトロックなんて言葉も知らなかった頃の話です。アソシエイションでもおなじみのボーンズ・ハウがポプロデュースしたこのアルバムは、大ヒットした「輝く星座」を含むアルバム。ベスト盤でもいいんですが、こうしたオリジナル・アルバム群もいいんですよ。


完全にショービスなアレンジながら、彼等のスタッフは、いいソングライターを拾い上げるんですね。まず「ビートでジャンプ」のジミー・ウェッブですが、このアルバムの「ハイダウェイ」も、本当に名曲。ニール・セダカの「Workin' On A Groovy Thing」や、ボブ・ドローの「The Winds Of Heaven」とか、とにかく名曲が多い。


しかし、名曲といったら何と言ってもローラ・ニーロ作の「ウェディング・ベル・ブルース」に尽きます。マリリン・マックー(美人でしたね)が「ビル、結婚してよ〜」なんて歌ってるんですが、彼女は後にメンバーのビリー・デイヴィスJr.と本当に結婚してしまうという美談も。こんな逆プロポースみたいなヒット曲もあるんですね。