ジャクソン・ファイヴは持ってないけど、ジャクソン・シスターズなら持ってる・・・なんて人も、少なくとも日本にはいるのでは?というくらいの定番になった本作。実は76年発表といいながら、73年から74年に発表したシングルの寄せ集め盤。しかも結局プロモのみで市場には出回らなかったという可哀想な企画物。


有名な代表曲「ミラクルズ」は、実はシングル・ヴァージョンの方が個人的には愛着があります。その昔、イギリスのアーバン・クラシックスというレア・グルーヴの代表的編集盤に収録されていた方を愛聴していたから。「USブラック・ディスク・ガイド」という本でも、当時紹介されてました。


そのキュートなジャケに思いを寄せるも、入手どころか現物すら拝めないレア盤が、やっとフリーソウルの流れでCD再発されたころには、逆に自分の中で熱が冷めていた・・・とはいえ、今は普通に70年代カリフォルニア産ソウルの流れで「Day In The Blue」や「More Than Just Friends」といった曲が大好かな。