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「サーフィン/ホッド・ロッド」と一口に言っても音楽的にはバラバラで、いわゆるエレキギター主体のメロディによるガレージ・バンド風であったり、あるいはブラスやストリングスも入ったボーカル入りの純ポップス風から、果てはラテンやムード音楽風まで、実にさまざま。プロデューサーやレーベルなどの人脈的には、つながりありですが。
このアルバムは93年に日本編集されたCDで、最初こそサファリーズやシャンテイズといった有名なサーフ・インストで始まりますが、何しろこういったシングル盤を次々発表していたドットやデッカの豊富なカタログからセレクトした32曲入り。ほとんど無名かつ興味深いトラックばかり。サーフィンも車も、たいして興味ないのに。
山下達郎のラジオ番組で知ったパット・ブーンの「ビーチ・ガール」はブルース・ジョンストン&テリー・メルチャーによるモロにビーチ・ボーイズ風な名曲。個人的にはサーフ好きにはおなじみのランブラーズのスッカスカかつ豪快なインストが昔から大好き。ボブ・グリーンの60年代青春記「17歳」でも読みながら聴きたいCD。