アメリカン・ヒット・ポップスの名ソングライター/名プロデューサー総出演!」という日本盤LPのオビの文句も懐かしい1枚(いや2枚組)。長門芳郎氏の編集による素晴らしいオムニバスで、ディキシー・カップスやシャングリラスなどのヒット曲を収めた前半など、今となっては有名な曲ばかりでも、当時は目新しかった曲だったもんです。


リーバー&ストーラーが設立したレーベルながら、中心になるのはバリー&グリニッジやアンダース&ポンシアなど、優れたソングライターによるメロディアスでドリーミーな60代ポップスばかり。トレイドウィンズのシングルAB面3枚を収めたC面なども最高で、特に「Summertime Girl」は名曲!


珍品も多く、シャングリラスのプロデューサー、シャドウ・モートンが歌うヘタクソな仮歌とか、真相はエリー・グリニッジ(合掌)の声の多重録音というバタフライズとか。実際にはレーベルとは関係ない曲もチラホラあるんですが、まぁ、細かいことはともかく、高校生の頃に買った思い出のレコードということで。