まったく音楽と関係ないんですが、このジャケ、スゴイなぁ(笑)いや、何も考えてないという意味で。いや、考えてるのかな。更に歌詞カードの写真もすごくて、断崖絶壁の中をフェラーリが駆け抜けているという意味不明さ。え〜と、スーパーカーのブームって、もう終わってるはずですよね、この頃・・・でも、なんか好きなジャケかも。


まぁ理解不能なジャケながら、音楽はすごくわかりやすくポップな杉真理の(たぶん)セカンド。どっちが後か先か忘れましたが、「ナイアガラ・トライアングルVol.2」と同時期です。そのアルバムでは、大滝詠一佐野元春と比べても、群を抜いてポップでメロディアスな曲を提供していたのが印象的でした。


声の甘さやメロディの展開など原田真二に似てなくもないですが、もっとオールディーズ趣味が全開になっているのが、この人らしいところ。結局は、ニール・セダカからビートルズあたりまでのポップスがすべてなんでしょうね。その後のソロ作品は、いい意味で70年代的要素がゴッソリ抜け、ますます自己のルーツに忠実に。