オハイオ・ノックスといっても、ほとんどピーター・ゴールウェイのソロ。「フィフス・アヴェニュー・バンド」('69)と「ピーター・ゴールウェイ」('72)という前後作も含めて3部作と呼びたいですね。フィフスよりはジャジーでブルージー、ピーターのソロのファーストよりは、ちょっぴり開放的で明るいサウンドかも。


といいつつも、ここでもフィフスの「カラミティー・ジェーン」やってるし。アレンジも変わんないし。何だか、違いがよくわかりませんが、まあ、いいでしょう。ピーターさんの粘っこい歌唱と洗練されたメロディーとコード感、さらにはちょっぴりザクっとラフなバンド演奏も含めて、やっぱりいいアルバムですわ。


CD化されるずっと以前に、このアルバムのことを全然知らない状態で偶然レコード屋でコレを見つけた驚きと喜びもあって、ネットやカタログの情報でアルバムを買う世代とは、おそらく思い入れも随分違うんですよね、きっと。フィフスの裏ジャケで記憶にあった「歯グキ」とともに、ピンときた!みたいな・・・って、わかるかなぁ。