オープニングのマリンバとスネアのユニゾンによる「アンクル・ミートのテーマ」は鳥肌もの。一瞬で終わってしまうのがもったいなんですが、このテーマ曲のメロディは、その後も断片的にアルバムのいたるところに散りばめられています。上手い。好き勝手にやっているようで、絶妙な編集っぷり。


初めて聴いたのはCD化される以前に、フランク・ザッパマザーズ時代の音源をLPでボックス化した「Old Masters」にて。これが80年代中頃の話。そのボックス、限定の通販ですごく値段が高かったけど、家に到着してから、元を取り返すように聴き狂った、という中学生時代。


つまらない学校生活から家に帰れば至福のザッパワールドで心を癒され。とりわけ「アンクル・ミート」の取りとめのなさは格別で、ここにあるすべてのサウンドが、今のボクの血となり肉となってるような気がします。最後に一言。これは決して難解なアルバムではありません。いまだに現在進行形のサウンド