今回のアルバムを聴いて、capsuleというより、こしじまとしこのファンに遅ればせながらなりました。インパクトあるジャケで見せる、その挑発的な尖った口元の表情。もう、憎さ余ってカワイさ100倍というか。そんな彼女も、もう30代というから、時に流れを感じます。


音楽的には、それほど冒険的なことはしていませんが、サラっとしているようで、相変わらず細部にまで凝ったサウンドは、さすが中田ヤスタカ。毎回不思議なのが、自宅でマスタリングまでしているにもかかわらず、音が毎回クリアーで迫力がある、ということです。余計なお金をかけない。素晴らしいことです。


疾走感溢れる前作に比べると、今回は1曲1曲をじっくり聴かせるという感じで、capsuleらしからぬダークな曲調のものもあます。男性ボーカルというかラップの曲は、正直イマイチな気もしますが、中田ヤスタカのDJでフロアで流れたら、また印象も変わるのかな。それはわかりませんが。