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斉藤美和子というと、80年代に発表したインディーズからの12インチシングルの何枚を持ってますね。D−DAYの川喜田美子と組んだ「Winter Wink」や、本人ヘアヌードジャケに当時衝撃をうけた「恋人はいつでも」、さらにフィンガー5のカヴァー「恋のダイヤル6700」など、どれもカラフルで完成度が高いポップスでした。
これは初のソロによるフルアルバムで、メジャー第一弾。ニューウェイヴな要素は控えめに、全編オールディーズ調によるアイドル・ポップスみたいなアルバム。本人が曲を作るわけでもなく、元フィルムズの赤城忠治、元VOICEの大木雄司、元ジューシー・フルーツの沖山優司(元ばっかり・・・)などが曲提供しています。
何といってもタンゴ・ヨーローパ時代から独特のキュートな歌声の魅力が、ここでも炸裂。さらに紙ジャケCDでは先にふれたシングルのいくつかも収録していてお徳です。さすがに超エッチなイメージアルバム「今夜は入れたまま」('87)の曲収録は見送られましたが、これは別に誰も知らないか・・・。