パール兄弟の紙ジャケCDシリーズの中で、最も繰り返しリピートしてるのがコレ。12インチシングルなど、アルバム未収録曲ばかり集めたコンピながら、むしろこのバンドらしいハチャメチャさが如実に垣間見れる素晴らしいコンピレーション盤。あらためて、とんでもなく個性的なバンドであったと痛感します。


中でもジャケにもなったシングル「鉄カブトの女」('85)は、その昔サエキけんぞうが司会をやっていたテレビ番組「AVガーデン」で観たPVとともに、かなり衝撃を受けた記憶がありますが、今聴いても充分なインパクト。ノイジーに炸裂する窪田晴男のギターがスゴすぎます。インダストリアルで、なおかつパンク。


「ヨーコ分解」('87)や、そのB面だったイアン・デューリーみたいな「LIFE=事務」も含めて、サウンドもさることながら、やはり歌詞が相当にユニーク。オリエンタルなクリスマスソング「サンタがTokyoにやってくる」も名曲です。どうでもいいけど細野晴臣も出てたAVガーデンは、全放送DVDで再発希望!(無理か)