「冬の扉」ではなく「扉の冬」です。まちがえて覚えている人、結構多いみたいですね。ちなみに演奏はティン・パン・アレーではなくキャラメル・ママです。ま、これはどっちでもいいか。よく和製ローラ・ニーロといわれるこのアルバムですが、当時のローラ・ニーロ知名度って、今のジョアンナ・ニューサムぐらいじゃないの?


さて、こうして吉田美奈子のデビュー盤を取り上げるきっかけは、昨日聴いた相対性理論やくしまるえつこのラジオ番組で、ふとこのアルバムのタイトル曲が流れたからです。あれ、これってこんなにいい曲だったっけ?家でアルバムを聴く流れじゃなく、ラジオからふと流れたりすると、同じ曲でも違って聴こえたりします。


ローランド・カークだのアルバート・アイラーだのエルメート・パスコアールだの、なかなかにコアで痛快な選曲が多い番組の中だったので、余計にその繊細な美しいメロディと歌詞が心に響いたのかも。それにしても「めくら葡萄」がOKなら、小坂忠の「つんぼ桟敷」だって大丈夫だと思うんですが・・・