80年代のMTV時代の幕開けを飾る大ヒット曲「ラジオスターの悲劇」の後、バグルズのふたりは何とイエスに参加し、アルバム「ドラマ」('80)を製作するのですが(結構好き)、ツアーではイエスファンの大ひんしゅくを買って、早々に脱退してしまいました。プログレファンはテクノ・ポップに冷たい・・・のでしょうか?


そしてイエス騒動のあと作ったのが、このセカンド。前作とは裏腹に全然ヒットせず、たしか当時、日本盤すら出なかったみたいです。80年代後半頃は、入手するのに非常に苦戦した覚えがあります。仕方なくアメリカ盤LPを、まだ東急ハンズの手前にあった頃の渋谷のタワレコで入手した覚えがあります。


今では大量のボーナストラック入りでリマスターCDが出ています。YMOの「テクノデリック」同様、サンプリングの黎明期を飾るアルバムとして有名ですが、それ以上に、楽曲の完成度や構成力がファーストに比べると格段にアップしてますね。特に「Beatnik」は名曲。ボートラのデモも完成度が高くて驚きです。今こそ再評価を。