「クロス・レヴュー1981−1989」を読んでいたら、中村とうよう氏が「スリラー」に0点をつけていて、なんか可笑しかったんですが、実際ボクもマイケル・ジャクソン嫌いでしたね、当時。まだ子供でしたが。たぶん音楽がキライとかじゃなく「流行ってるからキライ」という、ただそれだけのことなんでしょうけど。


このアルバムは、何といっても2曲目「Baby Be Mine」なのです。このアーバンAORな感覚は「これぞクロスオーバー・イレブンで流れそうな曲第一位」だと信じて疑わない。名曲。ポールとデュエットした3曲目も、シンプルながら美しいメロディが良いですね。反面「スリラー」「ビート・イット」は、耳タコ過ぎて何とも・・・。


「ビリー・ジーン」はCDで聴くと、出だしの変テコなドラムの音に驚きます。「P・Y・T」は2曲目と並んで大好きな曲。リズム・パターンがイマイチな1曲目(ファンに殺されそう)とは大違いで、思わず腰が浮いてしまう最高のダンスチューン。ただ、アルバム全体的に低音が薄いような気がするのは、何かの狙いなのでしょうか。