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70年代サーフィン・ミュージックといわれても、音楽としてどういうものかというのも、まったく想像できなかったのですが、このジャンルはサーファーがお気に入りの音楽を波乗りの映像にあわせて流してしまえば、それが「サーフ音楽」になってしまうという、実にのどかでおおらかなジャンルではあるようです。
さらには「70年代サーフ映画の音楽」という個人的にはまったく未知の領域に無数のお宝が眠っているらしく、それが秘かにサウンドトラックとしてマイナー・レーベルで発売もされていたのだとか。ハワイ産AORとかにしてもそうですが、再発の手もここまで伸びているらしく、なんだかその事実だけでお腹いっぱい。
これはオーストラリアでは有名だった波乗り野郎ピーター・ドゥルーインのドキュメンタリーのサントラ・アルバム。ピーター・マーティンという作曲歌がフィンチというロック・バンドとオーケストラで作り上げた音楽。メロウでファンキーなロックと幻想的なインストがコラージュされ、不思議にサイケデリック余韻を残してくれます。