2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

さすがに今となっては「自分たちのやってる音楽はブラスロックです」などというバンドも少なく、というかほとんどいなくなってると思いますが、60年代後半から70年代前半までは、相当そういうバンドが存在していたのではないか。その中でも、トータルで…

Blood,Sweat,and Tears / Child Is Father To The Man (’68)

「ムード音楽」という言葉では、別な音楽をイメージされてしまいますが、結局のところタンジェリン・ドリームが目指していたところは、それ。メロディとかリズムが仮にあるとしても、ムードこそがすべての最終目標。初期のプリミティブな即興サウンドからシ…

Tangerine Dream / Electronic Meditation (’70)

アルバムの裏ジャケットには、グラスに注がれたシャンペン(ワイン?)の写真。よく見れば、グラスにメンバーの姿が逆さまに映っているではないですか。中学生のときに、何の情報も知らないけど鈴木慶一さんが紹介していたという理由だけでアルバムを買って以…

Procol Harum / Grand Hotel (’73)

「英国のザ・バンド」という表現は安易ながらキャッチとしてはわかりやすいのかも。正直ヒット曲「青い影」や、代表作「グランド・ホテル」('73)あたりを聴いて、そうかなぁと思っていた自分も、この2ndを聴いて、ザ・バンド類似したサウンドを感じずにはい…

Procol Harum / Shine On Brightly (’68)

昔から地味にレコードを集めていたクラトゥーですが、ちょっとプログレ路線に走りすぎた2ndから、一気にコンパクトでポップな音楽性が花開いた3rdのこれを一番良く聴きましたね。リマスターCDで聞き直しても、アレンジの引き出しの多さ、ジョージ・マーティ…

Klaatu / Sir Army Suit (’78)

ドラム、ベース、ギター、キーボード。それらが全部弾けるマルチミュージシャンなど、星の数ほど。しかしさらにヴァイオリン、チェロオーボエ、サックス、トランペット、シタールまで弾けてしまうとなると、もはやミュージシャンというより曲芸。ヘタをした…

Roy Wood / Boulders (’73)