2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

テクノ・アイドルというのが、それだけで「特殊」だった時代があったわけです。そんなニューウェイヴ時代の真鍋ちえみの「ねらわれた少女」というシングル盤を初めて聴いた時の衝撃は忘れられません。細野晴臣の歌謡アイドルへの提供曲として、スターボの「…

真鍋ちえみ/不思議・少女 (’82)

たまたま古本屋で見つけた北山修(きたやまおさむ)の著書「戦争を知らない子供たち」('71)が面白かったので、その流れもあってフォーク・クルセイダーズが聴きたくなった次第。これはCD発売されたフォークルのフェアウェルコンサートの最終日(1968年…

フォーク・クルセイダーズ / フェアウェル・コンサート (’68)

プラスチックス〜Melonの中西俊夫は、生涯ニューウェイブというスタイルを貫いていますね。とにかく、新しいことには、飛びついて、理論よりも感覚先行。その「新しいモノ好き」という勢いが、音楽そのものをパワフルにしてるのです。センスが古びないのも、…

Melon / Deep Cut (’87)

D-DAYは、80年代の汚らしいライブハウスに出てくるインディーズバンドのなかでは珍しく、かわいらしい女性の声質を生かした爽やかなポップスをやっていたバンドで、故にパンクスからは野次られたりもしていたそうです。これはシングルやアルバムの曲を網羅…

D-DAY / All Leaves (’83-’87)

JOJO広重が惜しみない愛情を注ぎ込み、アルケミー最大のヒットともいわれたのが、赤痢でした。赤痢は本当に大好きでした。放送禁止用語飛び出すキワドイ歌詞ばかりが注目される傾向になるんですが、本人たちの狙った感じが全然しません。それこそ「思う…

赤痢 / 赤痢 II (’90)

ボビー・コールドウェルは日本でも人気のAORミュージシャン。アルバムを発売順に聴いていくと、この人のボーカルや曲作りなどは基本的に変わらないのに、サウンドがどんどん悪しき80年代デジタル・エコーに侵食されていって、ちょっと悲しいものがあり…

Bobby Caldwell / Cat In The Hat (’80)

「どうして、こうも落ち着きがないんだろう?」。これが、このトッド・ラングレンのアルバムを高校生の時に初めて聴いた時の素直な感想。ポップで泣かせるバラードがあったかと思うと、次の瞬間「ウソだよ〜ん」と言わんばかりにハードな曲が炸裂してしまう…

Todd Rundgren / Hermit of Mink Hollow (’78)