2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

個人的にレア・グルーヴ系にハマっていた90年代初頭に出会ったアルバム群の中でも、特に思い入れがある1枚。ロイ・エアーズのバンド・ギタリスト、ジェームス・メイソンの(おそらく)唯一のソロ・アルバム。ギターはそれほどフィーチャーされておらず、…

James Mason / Rhythm Of Life (’77)

グラム・パーソンズの遺作となった名作アルバム。ほとんど曲がエミルー・ハリスとの美しすぎるデュエットなのですが、そのどれもがモロに「カントリー」なバラードだったりするのです。これまで試行錯誤してきたカントリー・ロックのいわゆる「ロック」の部…

Gram Parsons / Grievous Angel (’73)

Mのロビン・スコットといえば、「ポップ・ミュージック」というヒット曲や、坂本龍一と共演したことでも有名でしょう。で、ディスコっぽい1stや、完成度高いテクノ・ポップを聴かせる3rdあたりに比べると、話題性と乏しいこの2ndアルバムですが、どうい…

The Official Secrets Act / M (’80)

フィンランドのウィグワムは、大好きなバンドの一つ。ジャジーなオルガンをフィーチャーしたプログレッシヴな展開もあるかと思えば、朴訥としたフォークっぽい曲もあったり。何しろ、バンド全体の音が、霧に包まれたようなボンヤリした雰囲気があります。こ…

Wigwam / Fairy port (’71)

異種格闘技を装いつつ、その後の英国フォーク/トラッド・ロックの原型になったマスター・ピースが、このシャーリー・コリンズとデイヴィ・グレアムの共演盤。いかにも伝統的なトラッド・シンガー、シャーリーの素朴な歌声に、変幻自在なテクニックで革新的な…

Shirley Collins & Davy Graham / Folk Roots,New Routes (’64)

ゴングはフランス経由のイギリスのバンド。リーダーのデヴィッド・アレンはソフト・マシーン黎明期のメンバーでしたが、デビュー前に脱退し、フランスでゴングを結成しました。ゴングの特徴であったサイケデリックで摩訶不思議な物語性とメンバーのジャジー…

Gong / You (’75)

アル・クーパーの作る曲は、いい曲が多いけれど、妙に器用貧乏なところもあって、最初の頃は印象が掴みづらいアーティストでした。チャーリー・カレロのブラスやストリングスを多用したアレンジも、いわゆる当時のニューロック的な風情をかもしだしすぎて、…

Al Kooper / You Never Know Who Your Friends Are (’69)